赤石:はじめは、書店に並ぶドリルではなくて、公文式教室で使うためのドリルとして開発されました。当時、教室では算数1教科のみの学習でしたが、学習者の中で学年のレベルをはるかに超えている生徒たちの生育歴を保護者の方にお聞きしてみると、ほとんどの子どもたちが幼児期からの「うた」や「読み聞かせ」を通して、高い読書力を持っていることがわかりました。
そのような事実を背景として、教室においても、算数・数学を学習するとともに、ひらがなを読んだり書いたりする力を高める方法はないか、また、算数・数学学習の基礎となる「数を数える力(数唱力)」や、「線を書く力(運筆力)」ももっと養うことができないか、という声が次第に高まってきました。
そこで、教室での幼児や小学低学年の子どもたちの基礎力養成を目的として、ひらがなや、線を書く練習のドリルが開発されたのです。このドリルは、公文式教室に通っていないご家庭にも少しずつ口コミで広がり、地域の書店さんでも販売して欲しいということになりました。そして、公文式創始者でもある故公文公会長により、くもん出版の前身である公文教育研究センターに、一般の子どもたちにもこのドリルを広めていく使命が下りました。










