第2回は東京都在住のTさん親子です。遼くん(4歳)は目下「めいろ」「ひらがな」に夢中ですが、実はお母さまも幼児ドリル体験者。懐かしのドリルを手にお話を聞きました。

「わぁ、懐かしい」当時のドリルを手にしたお母さまの好子さん。ページをめくりながら、「この風船のイラスト、見覚えがありますね」「そうそう、私は『めいろ』と『すうじ』をやっていました」。その様子を興味津々で見つめる遼くん。自分と同じドリルをお母さんもやっていたということ。お母さんにも自分と同じような子どもの頃があったということ。にわかには信じられないようです。
「ドリルは幼稚園の時にやっていました。自分で選んだという記憶がないので、おそらく母が買ってきてくれたのだと思います。近所の友だちと一緒に、楽しんでやっていましたね。そういえば、近くに公文式教室があったので、母が公文式というものに興味をもっていたのかもしれません。幼児ドリルで学習した後、小学生になってから教室に通い始めました」。
幼稚園生からくもんでの学習をスタートされたお母さまも、年月を経て一児の母に。なぜお子さまにくもんのドリルを、と思われたのでしょうか。「他社のものを何冊か見比べはしましたが、きちんとしたステップがあって、子どもがやりやすそうな構成だと思いました。これなら遼も楽しんでやってくれるかなと思って。それにやっぱり昔自分がやっていた、という安心感ですね」。

お母さまのことばどおり、遼くんは今「めいろ」「ひらがな」に楽しみながら取り組んでいます。外が大好きなので、幼稚園から帰ったら、外でたっぷり遊び、その後夕食までの間がドリルの時間です。
「これは“し”。しかの“し”だよ」「ありさんの“あ”だ」「矢印から矢印に線を引くんだよ」「車がブルンブルン」。お話上手の遼くんの口から、ことばがあふれるように出てきます。「本が大好きなんですよ。読み聞かせは赤ちゃんの頃からしているのですが、夜は必ず1冊は読まないと寝ないんです」。今のお気に入りは昔話の『いっすんぼうし』だとか。「おに…は…」「いぬ…と…さる…は」遼くんが読んでくれました。まだ完璧に読めるわけではありませんが、かといって1字1字をひろい読みするのではなく、ことばの意味を認識し、文字を1つ1つ、ことばとしてとらえています。赤ちゃんの頃からの読み聞かせや、日常の会話での働きかけが土台となり、さらに幼児ドリルで「ことばのなかでひらがなを覚える」姿勢をきっちりと身につけていました。

お母さまの何気ないひと言が耳に残りました。「母が、遼のドリルを見て『あら、懐かしいわね』と言っていました」。
学習してくださったのは、親子2代かもしれませんが、お祖母さまも含めると親子3代で、くもんの幼児ドリルに関わっていただいたということなのですね。ふと手にされたドリルが、お子さまの数を習得する過程に関わり、さらに、そのお子さまが文字を習得する過程の一端を担う……。お子さまの成長の一瞬一瞬に、くもんのドリルが立ち会えている、それは大きな喜びですが、同時に責任の重さを痛感しました。子どもたちの「今」はもちろんですが、それだけではなく、その子どもの子ども、さらにその子どもにとって、何が必要で、何が大切なことなのかを常に見据えながら、商品制作に関わっていかなければならないと、決意を新たにTさん宅を後にしたのでした。



